小松市イノベーション人材育成支援事業とは?
「技術革新やグローバル化に対応できる次世代人材を育てたいが、大学院や専門スクールの受講費用が高くて踏み切れない」——そんな小松市内の中小企業の方に向けて、イノベーション人材育成支援事業の対象コース・補助率・申請の流れを行政書士法人がわかりやすく解説します。
最終更新日: 2026.09.15|監修: 行政書士法人クロノス(代表社員 黒川光智)代表プロフィールを見る
どんな補助金?(制度概要)
イノベーション人材育成支援事業は、技術革新やグローバリゼーションなどの変化に的確に対応できる次代を担う企業人材の育成を支援するため、小松市が実施する補助金制度です。小松市が指定した機関が実施する指定コースまたは講座を受講する際にかかった経費の一部を、市が助成します。
対象となるのは小松市内に主たる事業所を有する中小企業者です。受講者はその企業に所属する方、または事業主が推薦する後継者候補者とされています。なお、1回のコース・講座の募集につき補助対象となるのは1社あたり1名分のみです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | イノベーション人材育成支援事業 |
| 実施機関 | 小松市(商工労働課 産業創生室) |
| 対象事業者 | 小松市内に主たる事業所を有する中小企業者 |
| 対象コース | 北陸先端科学技術大学院大学「iMOSTコース」、石川県IT総合人材育成センターの指定コース |
| 補助対象経費 | 指定コース・講座の受講料(入学料・授業料等) |
| 補助率 | 補助対象経費合計額の2分の1以内(千円未満切捨て) |
| 補助上限額 | 公式ページに記載なし |
| 1社あたりの上限人数 | 1回の募集につき1名分のみ |
「指定機関」「指定コース」とは
この補助金では、小松市があらかじめ指定した機関(指定機関)が実施するコースや講座(指定コース)のみが補助対象となります。指定機関は現在、北陸先端科学技術大学院大学と石川県IT総合人材育成センターの2機関が指定されており、それぞれが実施する特定のコースが補助対象です。任意の外部研修やセミナーを受講しても本制度の対象にはなりません。
補助率・上限額
| 区分 | 補助率 | 補助上限額 |
|---|---|---|
| 通常(補助金受給なし) | 補助対象経費合計額の2分の1以内 | 公式ページに記載なし |
| 国・県等の助成金を受ける場合 | その助成金額を除いた額の2分の1以内 | 公式ページに記載なし |
補助金額は、補助対象経費(受講料等の合計額)の2分の1以内で、千円未満の端数は切り捨てられます。公式ページには補助上限額の具体的な金額が記載されていないため、受講を検討する際は小松市商工労働課 産業創生室(電話0761-24-8074)に確認することをおすすめします。
国や県の教育訓練等の助成金制度を別途受ける場合は、その助成金額を控除した後の額の2分の1以内が本補助金の計算基準になります。他の助成金との併用を検討している場合は、事前に商工労働課へご相談ください。
※補助上限・補助率・対象経費は公募回により変わります。申請前に最新の公募要領(各実施機関の公式情報)を必ずご確認ください。(本ページ最終確認: 2026-09)
対象事業者・受講者の要件
小松市の案内によると、補助の対象となる事業者は「本市に主たる事業所を有する中小企業者」です。業種制限や資本金・従業員数などの具体的な線引きは公式ページに明記されていません。
- •小松市内に主たる事業所を有する中小企業者であること
- •受講者が当該企業に所属する方または事業主が推薦する後継者候補者であること
「後継者候補者」の範囲について
対象となる受講者には、企業に所属する従業員だけでなく、事業主が推薦する後継者候補者も含まれます。後継者候補者が対象企業に所属していない場合は、受講者に関する調書の提出が必要です。詳細は商工労働課へご確認ください。
指定コースの内容
現在、指定機関として指定されているのは2機関です。それぞれが実施する以下のコース・講座が補助対象となります。
北陸先端科学技術大学院大学「iMOSTコース」
正式名称は「技術・サービス経営(iMOST)コース」で、博士前期課程(修士相当、2年間)のプログラムです。研究場所は東京都港区に設けられており、技術経営(MOT)の知識とスキルを身につけることを目指す課程です。入学料および授業料が補助対象経費となります。
石川県IT総合人材育成センターの指定コース
「いしかわ技術経営(MOT)スクール」および「いしかわビジネススクール」が対象です。いしかわビジネススクールには「変革実践コース」「スキル修得コース」「ITリーダ育成コース」の3コースがあります。これらのコースの受講料が補助対象経費となります。
指定機関・指定コースは変更される場合があります
指定機関や指定コースは年度ごとに変わる可能性があります。実際に受講を検討する際は、最新の指定状況を小松市商工労働課 産業創生室にご確認ください。
補助対象経費(対象と対象外)
補助対象となる経費は、指定機関が実施する指定コース・講座の受講料(入学料・授業料等)です。以下の経費は補助対象外とされています。
- −受講会場までの交通費
- −滞在中の食費
- −宿泊費
- −その他諸費用
iMOSTコースは東京都港区で実施されるため、石川県内から通う場合は交通費や宿泊費が別途かかりますが、これらは補助対象外です。受講にかかる費用全体を事前に試算しておくことをおすすめします。
スケジュール
公式ページには申請受付期間や締切日の記載がありません。受講前に承認申請を行い、修了後に交付申請を行う2段階の手続きが必要です。
| タイミング | 手続き | 提出書類 |
|---|---|---|
| 受講決定後・受講開始前 | 承認申請 | 承認申請書、受講決定通知の写し、受講者に関する調書(対象外の方の場合)、国・県助成金事業計画書の写し(該当者のみ) |
| 受講期間中 | 研修・コースの受講 | — |
| 修了後 | 交付申請(実績報告) | 交付申請書兼実績報告書、修了証書の写し、支払領収書等の写し、請求書 |
締切日は公式ページに記載がありません
年度内の予算状況によっては受付が終了することも考えられます。受講を決めた時点で早めに小松市商工労働課 産業創生室(電話0761-24-8074)にご相談ください。
申請の流れ
受講するコース・講座の確認
指定機関(北陸先端科学技術大学院大学または石川県IT総合人材育成センター)の指定コースの中から、受講したいコースを選びます。最新の指定コース・募集状況は各機関に直接ご確認ください。
受講決定・受講決定通知の取得
指定機関側へ入学・受講の申込みを行い、受講決定通知等を受け取ります。
受講前に承認申請書を提出
承認申請書と受講決定通知の写し等を、受講を開始する前に小松市商工労働課 産業創生室へ提出します。受講後に申請しても対象にならない可能性があるため、必ず受講開始前に手続きを完了させてください。
市の承認を受ける
提出書類に基づいて小松市が審査を行い、承認されると補助金申請の対象として認められます。
コース・講座の受講
承認を受けた計画に沿って、指定コース・講座を受講します。
修了・修了証書の受領
コース・講座を修了し、修了証書等を受け取ります。
修了後に交付申請書を提出
修了証書の写し、支払領収書等の写し、請求書などを添えて、交付申請書兼実績報告書を商工労働課へ提出します。
審査・補助金の振込
書類の審査完了後、補助対象経費の2分の1以内で補助金額が確定し、指定口座へ振り込まれます。
申請前に押さえたいポイント
受講前の承認申請が必須
この制度は受講を終えてから申請すればよいわけではありません。受講を開始する前に承認申請書を提出し、市の承認を受ける必要があります。受講決定が出たら速やかに商工労働課へ連絡し、手続きを進めてください。
補助上限額は要確認
公式ページには補助上限額の具体的な金額が記載されていません。特にiMOSTコースは2年間の大学院プログラムのため、年度ごとの補助対象経費の扱いや上限額の設定について、事前に商工労働課へ確認しておくことをおすすめします。
1回の募集につき1社1名が上限
補助対象は1回のコース・講座の募集につき1社あたり1名分のみです。複数名を同時期に受講させたい場合でも、補助の対象となるのは1名分に限られます。
他の助成金との調整が必要
国や県の教育訓練等の助成金制度をあわせて活用する場合は、その助成金額を差し引いた後の金額の2分の1以内が補助金額の計算基準になります。他制度の利用予定がある場合は、申請時に関連書類が必要になるため事前に確認してください。
注意点
- •補助対象は1回のコース・講座の募集につき1社あたり1名分のみです
- •補助対象経費は受講料(入学料・授業料等)のみです。交通費・食費・宿泊費・その他諸費用は補助対象外です
- •補助上限額は公式ページに記載がありません。受講を検討する際は事前に小松市商工労働課 産業創生室(電話0761-24-8074)にご確認ください
- •受講前に承認申請を行い、市の承認を得てから受講を開始する必要があります。受講後の申請は対象外となる可能性があります
- •国・県等の教育訓練等の助成金制度と併用する場合は、その助成金額を除いた額の2分の1以内が補助金額の計算基準になります
- •本記事は2026年9月時点の小松市公式ページの内容に基づきます。制度の内容は変更される場合があるため、申請前に必ず一次情報をご確認ください
よくある質問
Q「指定機関」「指定コース」とは何ですか。どの機関・コースが対象になりますか。
小松市があらかじめ指定した機関(指定機関)が実施するコース・講座(指定コース)のみが補助対象です。現在の指定機関は、北陸先端科学技術大学院大学(iMOSTコース)と石川県IT総合人材育成センター(いしかわ技術経営MOTスクール、いしかわビジネススクール)の2機関です。任意の外部研修は対象になりません。指定コースは変わる場合があるため、最新情報は商工労働課にご確認ください。
Q個人事業主も対象になりますか。
対象は「本市に主たる事業所を有する中小企業者」と定められています。個人事業主が中小企業者に該当するかどうかは業種・規模等によって判断が異なる場合がありますので、申請前に小松市商工労働課 産業創生室(電話0761-24-8074)にご確認ください。
Q1社から何名まで補助を受けられますか。
補助対象は1回のコース・講座の募集につき1社あたり1名分のみです。複数名を同時期に受講させても、補助の対象となるのは1名分に限られます。
Q受講中の交通費や宿泊費は補助対象になりますか。
交通費・食費・宿泊費・その他諸費用は補助対象外とされています。特にiMOSTコースは東京都港区で実施されるため、石川県内から通う場合は別途費用が発生しますが、それらは対象外です。受講料(入学料・授業料等)のみが補助対象となります。
Q受講後に申請しても補助を受けられますか。
この制度は受講前に承認申請を行い、市の承認を受けてから受講を開始する仕組みです。受講後にまとめて申請しても対象にならない可能性があるため、受講決定が出たら速やかに商工労働課へ連絡し、受講開始前に承認を受けてください。
Q補助上限額はいくらですか。
公式ページには補助上限額の具体的な金額が記載されていません。受講するコースの受講料に基づいて2分の1が補助されますが、上限については小松市商工労働課 産業創生室(電話0761-24-8074)に直接確認することをおすすめします。
Q申請書類の作成を行政書士に依頼できますか。
補助金の申請書類は行政書士が代行して作成することができます。受講前の承認申請と修了後の交付申請の2段階で書類が必要になるため、手続きに不安がある場合は専門家に相談することで、書類の不備や期限の失念を防ぐことができます。
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