熊谷市SDGs経営・ジギョケイ策定支援奨励金とは?
「埼玉県SDGsパートナーに登録している」「事業継続力強化計画(ジギョケイ)の認定を受けた」——そんな熊谷市内の中小企業者向けの奨励金です。奨励金の申請時には、登録と認定の両方が完了している必要があります。対象者・金額・申請の流れを、オンラインで全国対応する行政書士法人がわかりやすく解説します。
最終更新日: 2026.09.23|監修: 行政書士法人クロノス(代表社員 黒川光智)代表プロフィールを見る
どんな奨励金?(制度概要)
熊谷市中小企業SDGs経営・ジギョケイ策定支援奨励金は、埼玉県熊谷市が実施する奨励金制度です。市内中小企業の企業価値の向上と稼ぐ力の強化を支援するため、SDGs経営と「ジギョケイ」の策定に取り組み、埼玉県SDGsパートナーへの登録とジギョケイの認定をどちらも受けた市内中小企業者に対し、市の審査を経て予算の範囲内で奨励金を交付します。
「ジギョケイ」とは、中小企業等経営強化法に基づき経済産業大臣が認定する「事業継続力強化計画」(または複数事業者が連携して策定する「連携事業継続力強化計画」)の熊谷市による通称です。防災・減災の事前対策をまとめた計画で、認定を受けると税制優遇や金融支援、他の補助金の審査での加点といった支援策の対象になり得ます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 熊谷市中小企業SDGs経営・ジギョケイ策定支援奨励金 |
| 実施機関 | 熊谷市(産業振興部 企業活動支援課) |
| 奨励金額 | 1事業者につき15万円(定額・1回限り) |
| 対象となる取り組み | 埼玉県SDGsパートナーへの登録、および経済産業大臣によるジギョケイ(事業継続力強化計画等)の認定 |
| 申請期間 | 令和9年1月29日(金曜日)まで(郵送は当日消印有効。予算に達し次第、締め切られる場合があります) |
奨励金の対象となる2つの取り組み
この奨励金は、特定の設備投資や広告費などの経費を補助するものではなく、次の2つの認定・登録の両方を済ませた中小企業者に対して定額で交付される仕組みです。申請時点でどちらも取得済みである必要があります。
埼玉県SDGsパートナー
SDGsに自ら取り組むとともに、埼玉県と連携してSDGsを普及する企業や団体を県が登録する制度です。埼玉県SDGsパートナーの募集は年に3回行われており、本奨励金の申請時には登録が完了している必要があります。
ジギョケイ(事業継続力強化計画等)
中小企業が策定した防災・減災の事前対策に関する計画を、中小企業等経営強化法に基づき経済産業大臣が認定する制度です。単独で策定する「事業継続力強化計画」と、複数事業者が連携して策定する「連携事業継続力強化計画」があります。認定を受けるまでに申請から2か月程度かかることがあるため、早めの準備が必要です。
奨励金額
奨励金額は経費の実支出額に応じて算定されるものではなく、一事業者につき15万円の定額支給です。交付は1事業者につき1回限りとなります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 奨励金額 | 15万円 |
| 算定方法 | 定額(経費の実支出額とは連動しません) |
| 交付回数 | 1事業者につき1回限り |
※補助上限・補助率・対象経費は公募回により変わります。申請前に最新の公募要領(各実施機関の公式情報)を必ずご確認ください。(本ページ最終確認: 2026-09)
対象となる事業者・要件
奨励金の交付対象となるには、次の要件をすべて満たす必要があります。
- •熊谷市内に事業所を有する中小企業者であること(中小企業等経営強化法第2条第1項に規定する中小企業者。資本金や従業員数の基準は業種によって異なります)
- •市税を滞納していないこと
- •埼玉県SDGsパートナーとして登録されていること
- •ジギョケイ(事業継続力強化計画等)を策定し、または変更し、経済産業大臣の認定を受けていること
- •暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律に規定する暴力団または暴力団員が関与している事業者に該当しないこと
- •その他法令および公序良俗に反していないこと
自社が中小企業等経営強化法上の中小企業者に該当するかどうかの判断に迷う場合は、熊谷市企業活動支援課へ確認することをおすすめします。
申請に必要な書類
申請には、次の書類をそろえる必要があります。
- •熊谷市中小企業SDGs経営・ジギョケイ策定支援奨励金交付申請書兼請求書(様式第1号)
- •埼玉県SDGsパートナー登録証の写し(受付時点で有効なもの)
- •ジギョケイの認定書の写し(受付時点で有効なもの)
- •振込先口座の通帳の写し(個人事業主は申請者名義、法人は法人名義。金融機関名・支店名・名義人・口座番号がわかるもの)
- •その他市長が必要と認める書類
- −Jグランツでの電子申請には対応していません
- −登録証・認定書の写しが受付時点で有効でない場合は対象になりません
スケジュール・申請期限
この奨励金には国の補助金のような公募回はありませんが、年度ごとの申請期限が設定されています。
| 手続き | 時期の目安 |
|---|---|
| 埼玉県SDGsパートナー登録・ジギョケイ認定の取得 | 申請前(ジギョケイの認定には申請から2か月程度かかることがあります) |
| 交付申請 | 令和9年1月29日(金曜日)まで(郵送は当日消印有効) |
| 交付決定・不交付決定の通知 | 市による審査後、随時通知 |
申請の流れ
埼玉県SDGsパートナーへの登録
埼玉県のSDGsパートナー登録制度(年3回募集)に申請し、登録を受けます。
ジギョケイ(事業継続力強化計画等)の認定取得
事業継続力強化計画(または連携事業継続力強化計画)を策定し、経済産業大臣の認定を受けます。認定まで申請から2か月程度かかることがあります。
申請書類の準備
交付申請書兼請求書(様式第1号)に、SDGsパートナー登録証の写し、ジギョケイ認定書の写し、振込先口座の通帳の写しなどを添えて準備します。
窓口持参または郵送で提出
熊谷市企業活動支援課(〒360-8601 熊谷市宮町2-47-1)へ、窓口持参または郵送で申請書類を提出します。郵送の場合は当日消印有効です。
市による審査
熊谷市が申請内容を審査します。
交付決定・通知
交付が認められる場合は交付決定通知書兼確定通知書(様式第2号)、認められない場合は不交付決定通知書(様式第3号)が通知されます。
奨励金の受領
交付決定の通知に基づき、15万円の奨励金が交付されます。
申請前に押さえたいポイント
2つの認定・登録を先に済ませる必要がある
この奨励金は、申請時点で埼玉県SDGsパートナーの登録とジギョケイの認定の両方が完了していることが前提です。どちらか一方だけでは申請できません。
ジギョケイの認定には時間がかかる
ジギョケイ(事業継続力強化計画等)の認定は、申請から認定まで2か月程度かかることがあります。申請期限から逆算して早めに準備を始める必要があります。
予算により早期終了の可能性がある
申請期限は令和9年1月29日ですが、予算の範囲内での交付のため、期限前に受付が終了する可能性があります。
Jグランツでの電子申請はできない
この奨励金はJグランツでの申請受付を行っていません。申請書類をそろえて熊谷市企業活動支援課へ窓口持参または郵送で提出する必要があります。
注意点
- •この奨励金はJグランツでの電子申請受付を行っていません。申請書類をそろえて熊谷市企業活動支援課の窓口へ持参するか、郵送で提出してください(郵送の場合は当日消印有効)。
- •奨励金の交付には、申請時点で埼玉県SDGsパートナーとしての登録およびジギョケイ(事業継続力強化計画等)の経済産業大臣認定の両方を済ませている必要があります。
- •予算の範囲内での交付のため、申請期限(令和9年1月29日)前であっても、予算に達し次第受付が締め切られる場合があります。
- •この奨励金の交付要綱には令和9年3月31日限りで失効する定めがあります(失効前に交付決定を受けた事業者に関する規定は、その後も引き続き有効です)。次年度以降の制度継続については熊谷市へご確認ください。
- •本記事の内容は一般的な解説であり、個別の案件が対象になるかどうかの最終判断は熊谷市が行います。要件に不安がある場合は、申請前に必ず熊谷市企業活動支援課へご確認ください。
- •本記事は熊谷市公式ページおよび交付要綱(令和6年4月8日決裁、令和7年4月15日改正)に基づく、2026年9月時点の内容です。制度の詳細や最新情報は、必ず熊谷市の公式ページでご確認ください。
よくある質問
Q埼玉県SDGsパートナーとジギョケイ、どちらを先に取得すればよいですか。
申請時点でどちらも登録・認定が完了している必要があります。埼玉県SDGsパートナーは年に3回募集があり、ジギョケイ(事業継続力強化計画等)の認定は申請から2か月程度かかることがあるため、両方の手続きを早めに進めることをおすすめします。
Qジギョケイ(事業継続力強化計画)とは具体的にどのような計画ですか。
中小企業等経営強化法に基づき、中小企業が策定した防災・減災の事前対策に関する計画を経済産業大臣が認定する制度です。単独で策定する「事業継続力強化計画」と、複数の事業者が連携して策定する「連携事業継続力強化計画」があります。
Q奨励金は複数回受け取れますか。
受け取れません。この奨励金は一事業者につき15万円、1回限りの交付です。
Q個人事業主でも対象になりますか。
中小企業等経営強化法上の中小企業者の要件を満たし、市内に事業所を有するなど他の交付要件を満たせば、個人事業主も対象となり得ます。振込先口座は申請者本人名義の口座を用意する必要があります。
Q申請期限に間に合わない場合はどうなりますか。
申請期限(令和9年1月29日)を過ぎると、その年度の申請はできません。また予算に達し次第、期限前でも受付が締め切られる場合があるため、早めの準備をおすすめします。
QJグランツから電子申請できますか。
できません。この奨励金はJグランツでの申請受付を行っておらず、申請書類をそろえて熊谷市企業活動支援課の窓口へ持参するか、郵送で提出する必要があります。
Q自分で申請するのと専門家に依頼するのとではどちらがよいですか。
この奨励金は、埼玉県SDGsパートナーの登録とジギョケイの認定という2つの手続きを先に済ませたうえで交付申請書類を整える必要があります。書類の準備や全体のスケジュール管理に不安がある場合は、行政書士などの専門家に相談することで手続きの負担を軽減できます。
公式情報(一次情報)
本記事は上記の公式情報をもとに作成しています。申請にあたっては必ず最新の公募要領をご確認ください。
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